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選択した講義科目の内容です

2025
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講義科目名称 :
[PJ]キッズシネマプロジェクト[新カリ]
英文科目名称 :
 
授業コード :
L602 
開講期間 配当年 単位数 科目必選区分
前期  1  2  選択 
担当教員
高橋 綾子 
   実務経験:あり  アクティブラーニングの導入:あり  授業時間外学習時間:4時間/週 
添付ファイル
授業種類
ディプロマポリシーと当該授業科目との関連
□専門分野における発想や表現の基本的な能力の獲得
□自己の存在を認識し、創作・研究に向かうこと
■広く社会を認識し、深い創作・研究に向かうこと
■自らの創作・研究を他者に伝えるコミュニケーション能力の獲得
■分野を横断した視野を持ち、積極的に人や社会と関わる能力の獲得
授業形態【一つのみ選択】
○講義
●演習(実技科目、PJ、語学科目)
○実験・実習(教育実習、学芸員関連実習、フィールドワーク)
科目区分【一つのみ選択※教職/学芸員の科目は二つの場合あり】
□基礎科目
□基幹科目
□専門講義・実習科目
■領域別専門科目
■プロジェクト科目
□資格科目(教職課程)
□資格科目(学芸員課程)
授業のテーマ
子どもたちに映画を通して社会や世界の課題を意識できるプロジェクトの企画、運営を実践的に学ぶ
授業の達成目標

映画(表現世界)のテーマを理解して、対象とする子どもたちに、どのような手法で伝えるべきかを、グループワークを通して実践する力を醸成する。
講座、ワークショップ、上映、展示などの手法を組み立てていく「企画力」を学ぶ。
外部機関との協働を試みつつ、学生たちがファシリテイトして企画運営を実践することを目的とする。
授業科目の概要
キッズシネマ企画は、子どもたちの映画離れが進む昨今、良質な映画、映画を観る体験(貧困家庭では映画に行けない現状もある)を提供し、観たあとに話し合う(レビューする)ことに重きを置いた対話型プロジェクトである。
本学の施設(ギャラリーや工房)を活用し、その映画の背景などをリサーチした関連展示を企画し、実際に展示まで行うことも想定している。
また7月末には高校生なども招いて、本学の学生と一緒に、3日間で短編映像の制作ワー クショップを開催するという普及事業も組み入れる予定である。

題材とするのはカナダのアニメーション『『ドゥーニャとアレッポのお姫様』。JAPAN PRIZE(NHK主催:優れた映像と音を用いた教育コンテンツを表彰)第49回グランプリ受賞作である。戦争によって祖国を追われたシリア人の少女ドゥーニャを主人公に、おじいさんとおばあさんと一緒に新しい家を探す旅に出る。安息の地を求めて世界各地を旅するなかでの困難の局面で、おとぎ話の賢人たちが現れ、救いの手をさしのべてくれる物語。シリアの伝統文化に彩られた絵や音楽が子どもたちに希望と勇気を与えてくれる物語である。

「国境」や「紛争」などのテーマを、映画を通して考え対話することの有効性を理解して、企画運営に取り組む。
授業計画
第1回 4/11 プロジェクト説明 
概要説明、スケジュールの策定
グループ編成
 
第2回 4/18 上映 
『ドゥーニャとアレッポのお姫様』の鑑賞 
第3回 4/25 レクチャー① 
ラビットハウス 増田英明氏 (映画配給、製作。岐阜市出身。ギャガ、アスキー映画、20世紀FOX、マイシアターで映 画配給、製作を経験し、2020年3月より同社を立ち上げ、代表)を招いて、『ドゥーニャとアレッポのお姫様』を題材としたワークショップの体験 
第4回 5/9 グループワーク 
企画内容の立案 
第5回 5/16 グループワーク 
立案内容のまとめ 
第6回 5/23 中間発表とレクチャー② 
企画のプレゼンテーションと講評 
第7回 5/30 グループワーク 
 
第8回 6/6 グループワーク 
 
第9回 6/13 グループワーク 
 
第10回 6/20 展示資料作成 
 
第11回 6/27 展示資料作成 
 
第12回 7/4 展示資料作成 
 
第13回 7/11 普及事業実施① 
 
第14回 7/18 展示設営 
 
第15回 7/25 普及事業実施② 
 
授業時間外の学習
推奨する展覧会、上映会の鑑賞
テキスト(教科書)
特になし
参考書・参考資料等
授業中に随時、指示をする(閲覧映像、書籍、HP資料など)
履修上の注意
特になし
履修要件(必要スキル、GPA等)、人数制限等
特になし
授業で使用するソフト等
特になし
成績評価の方法と基準および、それらの配分割合【%】
プロジェクト準備の参加の姿勢及び適宜提出を求められる資料や計画書の内容と、最終のレポートの内容を1:1の配分で評価する
課題に対するフィードバックの方法
随時、対面またはTeamsチャットなどで回答、指導する
試験の実施方法(課題や作品提出/授業内テスト/15週の授業終了後の試験期間に実施 など)
プロジェクトの記録と検証をレポートにまとめる
アクティブラーニングの内容(グループディスカッション,グループワーク/グループ制作,課題解決/調査/発見学習,講評時のグループディスカッション等)
グループディスカッションとグループワークによって、企画運営にあたる