2024
講義科目名称 :
芸術概論
英文科目名称 :
授業コード :
L037
開講期間
配当年
単位数
科目必選区分
半期
1年次
2単位
選択
担当教員
成瀬 翔
科目ナンバリング:1L105S
実務経験:なし
アクティブラーニングの導入:なし
授業時間外学習時間:4時間/週
添付ファイル
授業種類
ディプロマポリシーと当該授業科目との関連
□専門分野における発想や表現の基本的な能力の獲得
■自己の存在を認識し、創作・研究に向かうこと
■広く社会を認識し、深い創作・研究に向かうこと
□自らの創作・研究を他者に伝えるコミュニケーション能力の獲得
■分野を横断した視野を持ち、積極的に人や社会と関わる能力の獲得
授業形態
■講義
□演習
□実験・実習
科目区分
■基礎科目
□基幹科目
□専門講義・実習科目
□領域別専門科目
□プロジェクト科目
□資格科目(教職課程)
□資格科目(学芸員課程)
授業のテーマ
西洋音楽史
授業の達成目標
・ 西洋音楽史についての知識を獲得する。
・ 西洋音楽の制度を相対的にとらえられるようになる。
・ 芸術について自身の見解を述べられるようになる。
授業科目の概要
わたしたちは、西洋音楽(クラシック音楽)を生活のなかに取り込み、それを「当たり前」のものだと考えています。たとえば、年末にベートーヴェンの第9がテレビで放送されていたり、喫茶店でショパンのピアノ曲が流れていたとしても、わたしたちはほとんど違和感をもつことがないでしょう。
しかし、ベートーヴェンやショパンは19世紀に活躍した作曲家で、当時の日本は江戸時代でした。なぜ、わたしたちは江戸時代の音楽を「当たり前」のものとして受け入れ、それに違和感をもたないのでしょうか?
ここには西洋音楽の「制度」という深い問題が隠されています。この授業では、西洋音楽の歴史を通じて、わたしたちの「当たり前」をかたち作っている「制度」を考えていきたいと思います。
授業計画
第1回
授業内容
ガイダンス:なぜ西洋音楽史を学ぶのだろう?
授業時間外の学習:配布資料を復習する。
第2回
授業内容
中世音楽:グレゴリオ聖歌とポリフォニーの誕生
授業時間外の学習:配布資料を復習する。
第3回
授業内容
ルネサンス:音楽の「美」と「醜」の発見
授業時間外の学習:配布資料を復習する。
第4回
授業内容
バロック(1):「わかりやすさ」と「わかりにくさ」
授業時間外の学習:配布資料を復習する。
第5回
授業内容
バロック(2):「わかりやすさ」と「わかりにくさ」
授業時間外の学習:配布資料を復習する。
第6回
授業内容
古典派(1):貴族のための音楽、市民のための音楽
授業時間外の学習:配布資料を復習する。
第7回
授業内容
古典派(2):啓蒙のユートピア
授業時間外の学習:配布資料を復習する。
第8回
授業内容
ロマン派(1):「個性」と「平均化」の時代
授業時間外の学習:配布資料を復習する。
第9回
授業内容
ロマン派(2):「感動」の誕生
授業時間外の学習:配布資料を復習する。
第10回
授業内容
世紀末と近代:西洋音楽の黄昏?
授業時間外の学習:配布資料を復習する。
第11回
授業内容
20世紀(1):ロマン派からの決別
授業時間外の学習:配布資料を復習する。
第12回
授業内容
20世紀(2):必然性と偶然性
授業時間外の学習:配布資料を復習する。
第13回
授業内容
20世紀(3):政治と音楽
授業時間外の学習:配布資料を復習する。
第14回
授業内容
現代:日本の音楽
授業時間外の学習:配布資料を復習する。
第15回
授業内容
まとめ:(再び)なぜ西洋音楽史を学ぶのだろう?
授業時間外の学習:配布資料を復習する。
授業時間外の学習
配布資料の復習(2時間/週)、次週の予習・課題へのとりくみ(2時間/週)
テキスト
使用しませんが、下記の参考書をおすすめいたします。
参考書・参考資料等
岡田暁生『西洋音楽史――「クラシック」の黄昏』(中公新書)
沼野雄司『現代音楽史――闘争しつづける芸術のゆくえ』(中公新書)
履修上の注意
毎回の授業では、Teams から提出する課題があります。
人数制限、必要スキル
授業で使用するソフト等
Microsoft Teams
成績評価の方法・基準
平常点(コメント)20%、期末試験80%
課題に対するフィードバックの方法
毎回の授業で前回の質問に対する回答を配布します。